ひなせたん 寝る前に考えた

空想・夢想・妄想が主な成分

芸能人の犯罪で映画出演作がお蔵入り。やめてよ。

こんばんは。ひなせです。

 

ちょっと思うところがあって、今回のブログのテーマは、

関係者の犯罪による、映画のお蔵入りについてです。あくまでも映画の話ですよ。

 

芸能人の犯罪がどう、といった話をするつもりはありません。

作品のお蔵入りは、何かおかしくないですか? という話です。

 

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・作品がお蔵入りになる理由

 

「被害者への配慮」が一番の理由。ホントに?

 

犯罪の内容によって、例えば、殺人・強姦・強盗といった凶悪犯罪を行った人がいて、
その被害者は、加害者の顔も見たくない、というのは分かります。


テレビを見ていて、突然その人の映像が流れたら、どれだけ被害者が苦しむか。

 

こういった事案もセカンドレイプといった二次被害に含まれるでしょうか。

 

でも、ちょっと待って下さい。

もっともらしく聞こえますけど、それならなんで、テレビのワイドショーでは流すんですか?

 

そこまで気にするなら、テレビではニュースでさらっと流すだけにして、被害者の心情を考慮して、あまり触れない、という姿勢を貫くべきです。

 

でもなぜか、映画はお蔵入りになるけど、ワイドショーなどではその人をバンバン流す。

 

おかしくないですか?

 

つまりこれは、


ワイドショー → 現在進行形の旬の話題で視聴者を獲得出来る。数字になる。


映画 → もう、客数や売上は見込めない。無理矢理、作品を公開するより、公開できなくなったことにして損害賠償を請求した方が、ダメージが少ない。

 

という話ですよね。

弱い者への配慮と見せかけて、実は金銭的な理由です。

 

作品を上映・放送した場合、スポンサーや関係企業の印象が悪くなる、クレームが来る、という話もあります。


本当に被害者のことを思うなら、いっそのこと、ワイドショーを放送しているテレビ局や、その番組のスポンサーを責めるべきだと思います。

 


・作品の関係者のダメージが大きい

 

私は映画好きです。
学生時代は映像研究部に在籍していましたし、映像作品の制作に参加したこともあります。

 

アマチュアの数分の作品を作るだけでも、相当な労力がいる。
たくさんの人が携わって、作品が出来ている。

 

それが、プロの作品ともなれば、文字通り桁が違ってきます。
掛かる費用も、人数も、時間も。

 

それこそ、人生が掛かっている人も少なくないはずです。

 

今まで日の目を見なかったが、やっと良い役をもらえてメジャーな作品に出演する役者さん。
自分の小説が映画化されるので、喜ぶ作家さん。
映画監督になることを夢見て業界に入り、やっとの初監督作品とめぐり会えた人。
アメリカに渡ってライティングを学んだ照明さん。
動画配信から作曲をスタートして、ついに映画のBGMを任されるようになった作曲家。
カメラ一筋40年。この作品を最後に仕事を辞めようと思っているカメラマン。
原作が好きで、自分から企画を立ち上げて映画化までこぎ着けた脚本家。
メイクや音声さん、編集にCG制作、衣装に演出。美術に大道具。
もっと、もっと、多くの人が映画に携わっています。

 

映画を構成する要素は役者さんだけではありません。
役者さん以外の、別の誰かの仕事ぶりを見たい、という視点だってあります。

 

制作する側としては、一人でも多くの人に見てもらいたい。
自分の仕事を知ってもらうチャンスでもあります。

 

それが、出演者の犯罪により、お蔵入り。

 

・・・・・・作品に罪は無いですよね。

罪を犯した人が罰を受けるのは分かります。

でも、作品の関係者が罰を受けるのは、おかしくないですか?


罪を犯した人は、それらの人々の気持ちを踏みにじった。

そうとも言えると思います。責任はあります。


でも、責任を取る、罪を償う、という行為に「金銭を支払う」ことも含まれるのなら、
少しでも多くの人に見てもらって、そこで得たお金で支払うのはダメなんでしょうか?

 

また、作品の制作に関わった人達を、「食わしていかなければいけない」という責任もあるのではないですか?
収入を断ち切ることが責任の取り方や罰では無いと思います。

 

 

・映画の場合の、責任の取り方提案

 

あくまでも映画の場合の話です。

劇場公開がダメなら、ネットで動画配信という形にすればいいのではないでしょうか。

 

映画館での上映やテレビ放送は、不特定多数の人が鑑賞する可能性がありますが、ネットの場合はそれを防げます。

 

被害者に配慮し、加害者が前面に出た映画広告などは禁止。

意図的に作品を検索した場合のみ表示される形にする。

 

完全にお蔵入りにするのではなく、関係者の仕事ぶりを見てもらう機会になる。

わずかでも売り上げが発生するので、そのお金を、関係者への労働に対する対価の支払いや、賠償に当てることが出来る。

 

気を付けなければいけないのは、その映画の情報を隠してはいけない、という事です。

関わった人などを調べた場合、必ず検索にヒットするようにする。存在を闇に葬ったりはしない。

 

そして、ちょっと難しいかも知れませんが、その作品の評価は客観的に行い、犯罪者が出演していた映画だから、映画賞の受賞は見送られる、といった事がないようにする。

 

あくまでも映画を作品として評価する。芸術として観る。

いい作品が埋もれないように。

 


・映画を観る側が、鑑賞できないという罰を受けないようにする

 

まあ、これを言いたかっただけなんですけどね。

 

映画という素晴らしい芸術作品に、触れられないなんて事がないように。

 

映画を観る側に罪はないですから。

 

好きなものを取り上げられる、そんな罰は受けなくていいはずです。