ひなせたん 寝る前に考えた

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「超入門!落語THE MOVIE」の「井戸の茶碗」で柳家喬太郎さんを知りました

こんばんは、日生 誕(ひなせ たん)です。


テレビのCMに、キョンキョンが出演していたので、ちょっと嬉しくなりました。
キリンの「キリン・ザ・ストロング 本格レモン」のお酒のCMです。
飲み屋の大将の役ですね。雰囲気も似合っているし、ナレーションの声が素敵です。

 

え? 小泉今日子さんがそんな役をやっているのかって?

違いますよ! キョンキョンとは落語家の柳家喬太郎さんの事ですよ!

 

今日は、キョンキョンこと、柳家喬太郎さんを知ったきっかけについて話していこうと思います。

 

 

「超入門!落語THE MOVIE」で、柳家喬太郎さんを知る

 

最初に知ったきっかけは、NHKのTV番組、「超入門!落語THE MOVIE」でした。


ある時、プロ野球の試合をテレビで見ていて、試合が終わったのでなんとなくチャンネルを変えたらやっていた番組です。
千鳥の大悟さんが役者として出演していたので、なんとなく面白そうだな、位の感覚で見始めました。

 

普通のドラマと違う点は、役者さんが全て口パク。
落語家の話に合わせて役者さんが演技している、という形です。
ですので、落語家さんの声が台詞にもなっているし、ナレーションのようにもなっていると言いましょうか。

 

話の面白さと、演者の口パクと落語家さんの声が妙にマッチしている点に惹かれて、最後まで観てしまいました。

 

それが、柳家喬太郎さんの「井戸の茶碗」との出会いでした。

 

見終わったときの感想は、「すげえ、完璧」でした。

驚くべき話の完成度!

落語って、こんなに面白い物だったのかよ!

 

番組が再放送した際にHDDに録画して、いつでも観ることができるように残してあります。
この番組、DVDとかブルーレイになってないのでしょうか?

 


古典落語の名作、「井戸の茶碗」

 

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井戸の茶碗のあらすじはこんな感じです。

 

ある所に、正直清兵衛と呼ばれるくず屋(今で言う、リサイクル・リユース業)さんがいました。
長屋に住む浪人から買い取った仏像を、若い侍に売ったところ、なんと中から小判が出てきた。
侍は「仏像は買ったが、中の小判を買った覚えは無い」と言い、浪人は「もう売ったのだから自分の物では無い」と言う。
浪人と侍、二人の間で清兵衛が右往左往する、といった物語です。

 

登場人物がみんな正直な善人で、頑固さはあっても侍としての矜持とか意地なのだと分かる。
物語が進むごとに話がどんどん大きくなってしまうところも面白い。
お笑いでいうところの「オチ」に該当する、落語の「サゲ」の部分まで、きっちりと決まる。
とても良く出来た話だし、本当に聞いていて気持ちのいいお話です。

 

前述の「超入門!落語THE MOVIE」では、
正直清兵衛役を、千鳥の大悟さん。
浪人を寺田農さん。
若い侍を溝端淳平さんが演じていました。

 

声は全て柳家喬太郎さんなのですが、この3人の役にぴったりと合っているんです。
それだけではなく、脇役を演じる人達ともマッチしていて、柳家喬太郎さんの巧みな声のテクニックが感じられます。
すごいぜキョンキョン。

 


●キョンキョンこと柳家喬太郎さんについて

 

ちなみにキョンキョンは自称らしいです。
ヤバイ人のようですね。

 

正統派から、かなりフリーダムな落語までを幅広くやる人で、「井戸の茶碗」の別バージョンの「歌う井戸の茶碗」なんて話も存在します。
私も先日、寄席を見に行ったのですが、いろいろとギリギリな時事ネタを盛り込んできたりと、本当に楽しい落語でした。
少しでも多くの人に知って貰えればいいなぁと、にわかファンながら思います。

 

 

新しいファンを増やすには、きっかけ作りは本当に大切

 

昔からの落語ファンからしたら、「超入門!落語THE MOVIE」は邪道かも知れないですね。
落語家が一人で演じるしぐさや表情、それを観る事まで含めての落語。
映像化するならそのまま役者が演技をすれば良い。

 

ただ、自分のように落語を知らなかった者に関して言えば、落語を聞く良いきっかけになると思います。


落語家もたくさんいて、誰のどの話を聞けば良いのか分からない。
お年寄りが観るもののようなイメージもあるし、いきなり寄席に行くのも抵抗がある。

 

最初のきっかけは、「野球が終わってたまたまチャンネルを変えたらやってた」「大悟が出てるから面白そうだ」という、落語とは全く関係ないものです。でも、見始めたら最後まで観てしまった。


それは柳家喬太郎さんの実力が確かな物だったからでしょうし、「超入門!落語THE MOVIE」を作った人達も、良い物を作ろうと本気で取り組んでいたから。「井戸の茶碗」という古典落語を、落語家の皆さんが今まで守り抜いてきたというのもあるでしょう。

 

新しいファンを獲得するためには、こういったきっかけって、本当に大切なんだと思います。


あらゆるコンテンツに通じることですが、新しいファンを取り込むことが、業界を存続させる。
保守的なだけではダメで、新しいことに取り組む必要がある。

 

今でも素晴らしい作品に出会えて良かったと思っています。
落語に最初に触れたのが、「超入門!落語THE MOVIE」の「柳家喬太郎」さんの「井戸の茶碗」で本当に幸運でした。

 

これからも少しずつ、落語に触れていければと思っています。


・・・・・・なになに、春風亭一之輔という人もヤバイって?