ひなせたん 寝る前に考えた

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職人タイプはダメな連中というレッテルを貼る。スペシャリストを軽んじる風潮。

こんばんは、ひなせです。

 

会社に勤めていて不思議なのが、職人タイプの人はダメ、という風潮がある事です。

 

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職人タイプは本当にダメ?

私が働いている会社でも、挨拶がどうとか、コミュニケーション能力がどうとか理由を付けて、そういった人達がマイナスの評価をされています。

 

なぜなんでしょうか?

 

一つのことをコツコツやる人や、特定の場面なら能力を発揮できる人。
そういった人を上手く使うのが上司の仕事のはずです。

 

特にネット関連の仕事なんて、知識やスキルが無ければ話になりません。
しかし、尖った能力を持つ人ほど、他者との付き合いが苦手だったりもします。

 

専門知識を持つスペシャリストを軽んじる風潮。
職人タイプはコミュニケーション能力が低くて、ダメな連中というレッテル。

 

こういった考えがなぜ生まれるのでしょうか。

 

答えは簡単。
組織のトップや上層部に、コミュニケーション能力が無いからです。

 


●ダメな上司は「仕事の内容」と「人の能力」を理解できていない

 

ちょっと野球に例えてみましょうか。
野球選手を想像してみてください。

 

一言に野球選手といっても、能力は様々です。

 

足が速い人。バッティングが得意な人。
守備が上手い人。肩が強い人。

 

もちろん、長所だけでなく、短所もあります。

 

バッティングが得意だけど、足は遅い人。
守備が上手いけど、バッティングは苦手な人。

 

全ての能力が高いなんてことはほとんどありませんから、
こういった長所と短所を考えながら、ポジションや打順を決める必要があります。

 

「この選手は肩が強いからライトを守ってもらおう」
「打撃はイマイチだけど、ショートを守らせたら一流だ」
「足が速いから打順は一番がいいな」
など、能力を判断材料にして、適材適所に人を配置するわけです。

 

では、上司が「仕事の内容」と「人の能力」をしっかりと理解していなかった場合はどうなるでしょう?

 

上記の「肩が強い人はライト」「ショートは守備力重視」「足が速い人は1番バッター」のような、ポジション適性を考えずに人を配置しようとします。

 

新入社員全員に、店舗の店長を目指させる。
SEやプログラマーも営業をさせる。
一人でなんでもできる社員を作ろうとする。
現場で結果を出したら自動的に管理職。
こんな話はよくあります。

 

職種や職場によって、求められる能力が違う。人には適性がある。
当たり前の事です。

 

ですが、適材適所での人材配置を行うためには「仕事の内容」と「人の能力」を上司がしっかりと把握しないとできません。

 

仕事の内容を理解するためには、人の話を良く聞く必要がありますし、
人の能力を見極めるのは、大切なコミュニケーション能力の一つです。

 

それが分からない人ほど、
「仕事は誰がやっても同じ。大切なのはコミュニケーション能力」
などと言っていたりします。

 


●プロとしての意識が低く、草野球をしようとしている

 

コミュニケーション能力が低く、人を使うのが苦手な人は、仲良しチームを作ろうとします。
仲の良い人たちで集まろうって感じで。
そのほうが楽なんでしょう。
あとは、コミュニケーション能力=人と仲良くする能力、と思っているのか。

 

もちろん、職場ですから、気の合う仲間と気軽に働きたいという意識はあるでしょう。
ただ、それが行き過ぎて、「この輪に入れない人はダメな人」にまでなっている。

 

それが、挨拶の声が小さいとか、人と話すのが苦手とか、そんな話。
そんな事で人を選別するって、どれだけ人としての器が小さいんでしょう。

 

問題は、そのチームで勝っていけるのか、という話です。

 

勝つためには厳しさも必要です。

 

これが野球なら、チーム内で競争もしないといけない。ポジション争いは熾烈です。
毎日の試合を戦いながら、人を育てないといけない。
本当に必要な人材を、お金を使って他から引っ張ってくる事もある。


決して仲が良い人達で集まるわけではありません。

 

この状況でスペシャリストが軽んじられるのは、
プロとして戦っているのではないからです。

 

仲良しでチームを組んで許されるのは、草野球だからです。
仕事に対する姿勢として、アマチュアです。

 


●スペシャリストを正しく評価できない

 

まだ野球の例えが続きます。

 

実は、プロ野球の世界でさえ、スペシャリストが評価されていない時期がありました。
例えば、「中継ぎ」や「抑え」の投手。

 

昔は、先発ピッチャーになれない人の仕事のように思われていました。
優秀な投手は先発をやって当たり前。

 

それが今では、良い「中継ぎ」や「抑え」のピッチャーが存在することが、
強いチームの条件のように言われるまでになっています。

 

評価されるようになったのは、やはり数字です。
防御率や登板数、ホールドやセーブのポイントなど、指標があることで評価されるようになりました。

 

スペシャリストに求められるのは結果。


やはり、数字が伴わないと評価されにくいというのはあると思います。

 

そして、そのスペシャリストを使う側の上司としては、
しっかりと数字の持つ意味を理解して、評価してあげる必要があります。


決して、曖昧な印象や、好き嫌いで判断してはいけません。

 


●チームで戦う意味

 

仕事も野球と同じチーム戦です。


似たタイプの選手を集めても、そのチームは強くありません。
それぞれのポジションに、能力を発揮する選手を配置して戦わないといけない。

 

「強いチームは仲が良い」とも言います。
それは、お互いに助け合いながら戦うことで、信頼関係が生まれるからです。

 

決して、仲が良い選手を集めたから強い訳ではありません。
順番が逆です。

 

人にはそれぞれ、長所もあれば短所もある。
何かその人に欠点があるのなら、その部分をチームで助けてあげればいい。

 

「人と話すのが苦手? それなら大丈夫。自分がフォローする」って、どうして言えないのでしょう?


人を助けるのを、面倒だと思っているのでしょうか。
思いやりって、かなり重要なコミュニケーション能力では?

 

職人タイプはダメな連中というレッテルを貼る。スペシャリストを軽んじる風潮。


それは、そういった人たちを理解しようとする、コミュニケーション能力の不足から来ています。