こんばんは、日生 誕(ひなせ たん)です。
みなさんのブログを読んでいて、「人生でやりたいことリスト100」という記事を見つけました。
なんでも、自分が成し遂げたい夢や目標を100個リスト化して、達成するごとにしるしを付けていくと、どんどん夢が叶っていくという素晴らしいものだとか。
お、面白そうだな! さっそくリストを作ってみよう!
って、思いましたが、ちょっと待って。
このリスト、少なすぎませんか?
●みんな夢が無いの? 100個も書けない人がいるとか
ブログで「100個も書けないよー」って言っている人がいます。
え? 100個なんて簡単でしょう?
あるいは、自分の100個のリストアップ方法が間違っているのでしょうか?
一応、「なんの制限もかけずにリストアップする」のが正しいようです。
ですから、
「起業する」でも「100歳まで生きる」でも「うまいラーメンを食べる」でも「海外旅行する」でも、なんでも良いはずです。
そうすると、夢の種類によってはいくらでも細分化して書けてしまいます。
●リストを書けない人は、無意識のうちに夢をセーブしているの?
想像してみて下さい。
例えばですが、「誰かに会う」という夢があった場合。
100人会いたい人がいたら、あっという間にリストが埋まってしまいます。
ミュージシャンとか映画俳優とかお笑い芸人とか小説家や漫画家、スポーツ選手。
いくらでも名前を挙げられます。
旅行でも良いです。「行きたい場所」をリストアップしたら、あっという間です。
日本の観光地をリストアップするだけで100を超えます。
世界から探したらヤバイ事になりますね。
私は登山が好きなんですが、登りたい山を一つずつ挙げていったらそれだけでリストが埋まります。
それとも、「山に登る」が一つの項目になるのでしょうか?
「本を読みたい」としたら、簡単に100冊分埋まります。
なんなら「この作者の本を読みたい」でも、100人くらい挙げられますよね。
「映画を見たい」も簡単。
「このミュージシャンのライブが見たい」でもたくさん挙げられる。
「美味しいラーメンを食べたい」なら、ラーメン屋さんを書けばいい。
もし他の種類の料理を書くとしたら、とんでもない数になります。
ですから、「人生でやりたいことリスト100」を書けない人って、
無意識のうちに夢をセーブしているか、
達成できそうな夢しか書かないようにしているか、
そもそも自分が何をやりたいのか分かっていないか、でしょうか。
あるいは、
どんどん夢を叶えていって、わざわざリスト化する必要がない幸せな人、
とかでしょうか。
●リストを100個書き出すのが目的では無い
リストを埋めるのは簡単ですが、これだと、
「スケジュール帳に書かれたタスク」となんら変わりがありません。
仕事じゃないんですから。
改めて考えてみると、「人生でやりたいことリスト100」って、
本当にやりたいことを書かないと意味がありません。
「夢を細分化して書いてはいけない」とは、なっていないけど、
「本当にお前はそれをやりたいのか」という、自問自答は必要。
リストを書くのが目的になってしまった時点で、本来の趣旨から離れてますね。
「自分がやりたいことをリストアップして視覚化することで、具体的な達成への意欲が生まれる」のが、このリストの良い点ですから。達成して印をつけていくだけでも、やりがい・生きがいを感じられますよね。
●絶対に達成させたい夢のリスト100
自分がそうなんですが、
「やりたいことがありすぎて、100個にまとめられない人」も問題がありそうです。
仕事に追われ、やりたいことも出来ずに歳を取っている。
老人になってから「若いうちにアレをやりたかった」なんてコトを言ってそう。
人生は有限なので、全ての夢を叶えることはできません。
その事に向き合わないと、空虚な人生になってしまいそうです。
ですので、本当に自分がやりたいことは何かを見つめ直す意味で、
「人生でやりたいことリスト(絶対に達成させたい夢)100」を作るべきでしょう。
100個の項目を埋めるために無理矢理に書いたような夢では無くて、
どうしてもやりたい、達成させたい夢を書く。
悔いの無い人生を送るために。
ちなみにですが、自分は「人生でやりたいことリスト100」の一番目に、
「人生でやりたいことリスト100を書く」と書きました。
ひねくれてますね。