ひなせたん 寝る前に考えた

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いじめる側といじめられる側のどちらが悪いのか、ではない

こんばんは、ひなせです。

以前、「いじめられる側にも原因はあるのか」といった記事を書いたのですが、いじめの根本的な考え方について、続きとなる内容を書いていませんでした。

 

hinasetan.hatenablog.com

 


なぜ、いじめは起きるのか、という問題に対する答えです。

 

世の中の人が「いじめる側といじめられる側のどちらが悪いのか」というテーマでよく話をしていますが、ハッキリ言って、そこに答えはありません。

いじめられる側が悪いのか? これは前回の記事で否定しています。
では、いじめる側が悪いのか? これも前回の記事で否定しています。
「いじめられる方が悪い」と「いじめる方が悪い」という考え方は、本質的に同じ考え方です。

 

では誰が悪いのか。

ほとんどの人が認めたがらないでしょうが、「周囲の人間」が悪いのです。

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いじめは周囲の人の行動が大切



●いじめを犯罪と考えれば、答えは簡単に出てくる

 

シンプルな答えです。

誰かが犯罪を犯したとします。暴行罪とか恐喝罪とか、罪状はなんでもいいです。
この時、被害者は悪いでしょうか?
「いじめられる側が悪い」という人達は、犯罪の被害者が悪いと言っているのと同じです。
「こんな所に居るのが悪い」
「目立つのが悪い」
「そんな時間にうろつくのが悪い」
「犯人に恨まれるようなコトをするのが悪い」
被害者に対して、そんな言葉を投げかけるのと同じです。

 

もっと言ってしまうと、犯罪に巻き込まれやすいのは、女性やお年寄りや障害者といった社会的弱者が多いわけですから、
「弱いヤツが悪い」
と言うのと同じです。

 

さらに言ってしまうと、極端な場合、
「殺されるヤツが悪い」
と言っているのと同じです。

 

そんな社会は狂っています。

 

では、犯罪者が悪いのか。

 

犯した罪に関しては、その犯罪者の責任です。
ただ、犯罪者を逮捕するのも、それを裁くのも、当事者同士では無く、社会の責任です。
そして、罪に至った動機や背景も考慮し、罰を決め、再犯の防止や更正に努めるのも社会の責任です。

 

つまり、犯罪(いじめ)を社会全体の問題として捉えているか、という話です。

 

「いじめる側といじめられる側のどちらが悪いのか」という話をしている連中は、みんなの問題として捉えていないんです! ハッキリ言って愚かです!

 

ほとんどのいじめが、「被害者」(いじめられる側)が放置され、泣き寝入りしている。
「加害者」(いじめる側)が逮捕もされず、我が物顔で跋扈している。
周りは見て見ぬふりをし、警察も裁判所も仕事をしていない。

 

いじめを放置するというのは、つまり、こんな状態なんです。


もっとひどい時には、司法や行政側が犯罪者と癒着していたりします。
犯罪のもみ消しを計ったり、当事者同士だけで解決させようとする。
学校がやりがちですが、犯罪の被害者に加害者側との示談や問題解決を求めるのは、明らかに間違った対応です。

 

さあ、悪いのは誰でしょう。


●周囲の人間の社会性がしっかりと構築されているなら、いじめは解決できる

 

いじめは、閉鎖的な空間や組織で起きやすいです。社会という周囲の目が無いからです。
そして、そういった状況だと風通しが悪いわけですから、そこにいる人達の社会性が成熟しにくくなります。

 

もし仮に、学校で例えるとすると、
「いじめなんて絶対に起こさせない、起こったら自分が助けに入る」と一人一人が思っているクラスと、
「いじめは自分とは関係ない。関わりたくも無い」と皆が思っているクラス。
どちらの方がいじめが起きやすいでしょうか。

 

あと、ニュースなどで良く目にするのが、学校の先生の「いじめは無かった」という発言。
当事者意識がかけらでもあったら、そんな事が言えるはずないのに。
生徒達に社会性を教えるはずの教師の質が低いのだとすると、いじめが起きやすいと言えると思います。

 

では、そういった学校でいじめを無くすのはどうすれば良いのか。教師が、社会的責任を果たせない学校の場合です。
それならば、風通しを良くし、社会との関わりを持てる形にすればいい。
話は簡単です。

 

いじめを通常の犯罪として扱い、警察に入ってもらえば良いだけです。

 


●いじめを無くすのは、犯罪をゼロにするのと同義

 

なぜかいじめに関して、警察の介入を嫌がる人達がいますが、それならしっかりとした社会を学校の内部に構築する責任があるはずです。
そういったことが出来ないからこそ、いじめは起こります。

 

いじめが起こった場合、被害者側が泣き寝入りして、住む場所や学校を変えたりしなければいけない仕組みになっている。
一般社会なら、犯罪を犯した側が隔離されるというルールなはずです。
社会の一員として、犯罪が起こりにくい仕組みや社会を皆で作らないといけません。
それはいじめも同じなんです。
被害者も加害者もフォローする社会にしなければいけません。

 

ただ、いじめを完全に無くすのは、犯罪をゼロにするのと同義です。
おそらく、かなり難しいでしょう。

それならせめて、起こった後にしっかり対処する必要があります。これも周囲の人間の責任です。


今回は、犯罪に例えて話を書きましたが、表面化しない陰湿ないじめも世の中にはたくさんあります。ネットでも多いですよね。
こういったいじめにどのように対処するかは、次の機会に書きたいと思います。