こんばんは、ひなせです。
最近、テレビ番組のあり方が問題になっています。コロナウイルス関連のニュースに関しても、混乱を煽ったり、間違った情報を垂れ流すだけで、ほとんど役に立っていません。批判や誹謗中傷のための番組になっていたり、やりたい放題になっています。
テレビ業界は腐敗しています。もう、自浄能力は無いようです。
だからこそ、「お金を出している企業がしっかりしろ」と言いたいです。
●そもそも、テレビを見ている人ってどういう人達?
私の周りだと、頑張っている人や仕事が出来る人達はテレビ番組をほとんど見ていない印象です。そもそも、一人暮らしでテレビを持っていない人もいます。テレビ番組を見ている人も、周囲の人達と話を合わせるために「流行の番組だけ見る」「好きな番組だけ録画して見る」といった感じです。
私は好きな芸能人の番組をハードディスクに録画しておいて、なるべく時間をかけずに見る感じ。CMはスキップして見ない。
若い子達なんかは、YouTubeやSNSを眺めている時間の方が、テレビと比べて圧倒的に多い。
テレビを見ている人って、お年寄りとか暇な人なんでしょうか。ましてや、テレビのCMなんて、見ている人はどれ位いるんでしょう?
●TVCMの効果は弱い。基本的にお年寄り向け。
私の勤める会社も、昨年度まではTVCMを流していました。地方CMです。効果が薄いと判明したので、今年は撤退しました。まあ、遅すぎる位なんですけどね。
広告の出し方もいろいろあるのですが、私達の場合、一定の料金を払って複数のTV番組に分散して出してもらっていました。
A:ゴールデンタイムの人気番組 → 視聴者多数、CM回数少なめ(週一回とか)
B:朝(出勤前)の情報番組 → 視聴者数平均的、CM回数中くらい
C:午後のローカル番組 → 視聴者少数、CM回数多め
簡単に言うとこんな形で、視聴率(視聴者数)のデータがあって、広告料100万なら上記のような形、200万ならAとかBランクの比率が多くなる、といった仕組み。
で、結論ですが、現在のテレビCMはブランディングとしても弱い。
ブランドの名前や企業の名前を、みなさん忘れないでね、という効果くらいしかないです。視聴者が何かの拍子に「そう言えばこの会社の名前、聞いたことがあるな」と思い出してもらう。それだけ。何かの買い物をするときに、印象に残っていたらラッキーだね、という効果しか無い。
だから、「買い物の際にはネットで検索する」「店や物を調べてから買う」「SNSで評判を聞く」という人には、TVCMは効果が薄いんです。TVCMに100万円も使うなら、ネット広告のほうが、よほど効果があります。
そんなテレビCMも、お年寄りにはまだ効果があるようです。だからテレビ番組やCMはどんどんお年寄り向けになっています。
●スポンサーは、お金を出す番組や人を選定しろ
最近、芸術家を国が支援しろ、なんて話が出ています。
これはちょっとおかしな話で、活動の援助を受けたかったら、スポンサーを探せばいいだけの話です。それで、スポンサーが見つけられない、お金を出してくれる人がいない場合、その活動は続けられなくなります。当然ですね。
本当に素晴らしいモノづくりをしている自信があるのなら、クラウドファンディングでもYouTubeでの公開や呼びかけでも、なんでもやればいいのに。そういった努力をせずに、なんで支援されるのを待っているのか。
これは芸術だけでなく、スポーツも一緒。そして、テレビ番組も同じ事が言えるはずです。
頑張っている人たちを支援するのが、スポンサーの正しい姿。TVCMで商品の宣伝をするというより、文化的活動の援助とか支援といった、本来の意味でのスポンサーです。
その場合、どうして、無責任な作品を作る人達を援助する必要があるのでしょうか。無責任な発言を行い、人を傷つけ、追い詰めるような番組作りをする人達に対して、スポンサーがお金を出す必要がどこにあるのでしょうか?
企業の側も、もっと支援する人たちをしっかり見ていかなければいけない。単純に視聴率とか話題性だけでなく、ブランド名を出して支援する価値があるのかを判断する必要がある。そして、お金を出す以上は責任を負う。
視聴者からすれば、問題のあった番組にお金を出している以上、スポンサーがその内容を容認していたように映ります。テレビ局や番組製作者は当然として、スポンサー企業は資金提供した共犯者も同じですので、批判されるのは当然です。
残念なことに、テレビ局側の自浄作用に期待できない以上、お金を出す側がしっかりしないといけません。スポンサーは、支援する番組あるいは人をしっかりと選定するべきです。そうしないと、腐敗した組織や支援するに値しない人たちの延命のために、お金をドブに捨てることになります。
質の高い番組や、モラルの高い行動や発言が出来る人をしっかり支援することが、結果的に世の中を正しくするのではないでしょうか。
まあ、そういった事に気付けない古い体質の企業ほど、TVCMを出し続けているような気がしますが。