ひなせたん 寝る前に考えた

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ビニール袋有料化でお店の客単価が下がっている

こんばんは、ひなせです。

 

コンビニを経営している知人から、ビニール袋有料化でお店の客単価が下がっている、という話を聞きました。

ただでさえ、コロナの影響で日本中が不景気の流れになってきています。

必ずしも『客単価が下がっているのは全てビニール袋有料化のせい』とは言えないでしょうが、コロナの影響もある中での法律の施行ですので、タイミングも悪かったのでしょう。

今日はこの問題について語っていきます。

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●袋に入る量、手で持てる量しか買わない

皆がエコバッグを持つようになったのは良い流れです。

しかしその人の話では、お客さんが自分の持ってきた袋に入る量しか買わないようになったそうです。

今までだったら、一つの袋に入らなかったら、別のビニール袋に入れれば良かっただけです。

ところが、今は袋が有料。たった3円とか5円を追加で払えば済む話なんですが、それを嫌がって最初から買う量を抑えてしまっているようなんです。

確かに、せっかくエコバッグを持って買物に来ているのに、代金を払って追加のビニール袋を購入するのは、さすがに馬鹿らしい。

 

あと、自分もちょっと心当たりがあるのですが、例えば車でコンビニに来て、エコバッグを持っていない場合。

わざわざ袋を買って商品を入れてもらうのも面倒なので、手で持って車に戻れる量しか買わなくなっています。

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もう一品を買わない

今までだったら、『お弁当と飲み物を買って、デザートのヨーグルトも買っとこう。あとスナック菓子とレジ前フードの揚げ物を買おうか。ガムとかアメも欲しいな』となっていたところです。温めたお弁当と揚げ物は他の物とは分けて袋に入れる、なんてコトもやってくれていました。

これを袋が無い状態で買おうとすると、左手に温めた弁当と揚げ物、右手にペットボトルとヨーグルトとお菓子を持って・・・・・・なんて格好になります。だから『もう一品』を買わなくなりました。

 

●客単価が下がるのは経営上問題あり

お店の売り上げは、「客数×客単価」と言われます。

単純計算ですが、ひと月の客数1万人×客単価1000円のお店だと、月の売上は1000万円になります。

 

しかしながら、現在はコロナの影響下ですので、ただでさえお店の客数が減少している状態。この状態で客単価まで減るとどうなるか。

 

仮に、客数が10%減、客単価が10%減とします。

10%なら大したことは無いと感じるでしょうが、

客数9,000×客単価900=8,100,000 

売上としては、19%も減少することになります。

 

わずかな差が、結果として大きな差となって出てきます。

店舗を運営する人にとっては、今の状況で客単価も減るのは死活問題です。

 

・袋代をもらって、お店にメリットはあるのか

ビニール袋有料化の良い点としては、お店のビニール袋の使用量が減ったのは間違いないでしょう。地球環境に優しく、店舗にとっては経費削減になっています。

しかし、経費的には客数×数円のコストダウンにしかなりません。長い年月で考えたり、多くの店舗数といった規模で見れば大きな数字にはなりますが、売上がそれ以上に落ちていたら、お店にとっては意味がありません。

店舗としては袋分の金額が売上に計上されるから良いのではないか、というような意見もありますが、客単価が下がっているとしたら、マイナスの影響の方が大きい事になります。

また、袋代はお客さんに負担が行っているだけですので、それを喜ぶ現場の人間はいません。

 

●なぜビニール袋有料化を始めたのか

海洋プラスチックゴミや地球温暖化などの問題への対策、マイバッグ推奨への一環として、ビニール袋の有料化が始まりました。

あくまでも地球環境への取り組みが主目的ですので、「経済活動への悪影響」は考えられていません。また、結果的に全ての負担は一般市民・一般消費者に背負わされる形になっています。

地球環境を考えると、取り組まなければならない問題ではあると思うのですが、実はプラスチックゴミの削減には影響を与えないという話もあります。確かに、ビニール袋を減らしても、100円ショップなどでプラスチック製品がバンバン売られていたら、ゴミの削減の点では効果がありません。海洋ゴミの問題については、不法投棄を取り締まる法律とか、そもそも海に捨てないようにする教育の問題でしょう。

 

最初に書いたように、タイミングが悪いのは否めません。

店舗の客数が下がっている状況で、客単価まで下げるような法律がスタートした、という形ですから。

 

皆で知恵を絞って何か良い手を考えないと、経済的に悪影響です。

一円を笑う者は一円に泣く。

今の日本はそんな状況です。